メッセフランクフルト代表取締役社長兼最高経営責任者ウォルフガング・マルツィン(Wolfgang Marzin)は、業績が昨年度に引き続き大変好調で堅実な推移をみせていること、またその背景には継続したデジタル化の推進やフランクフルト国際見本市会場への設備投資などの成長戦略があったことを説明し、今後もさらなる利益循環をもたらす積極的な投資を実施する方針を明らかにしました。
メッセフランクフルトがすでに見本市ビジネスが確立された国・地域だけなく、新興国や地域等での事業展開にも積極的に取り組んでいます。取締役デトレフ・ブラウン(Detlef Braun)は、ロシアや南アフリカを代表的な例に挙げ、2017年の好調な実績の中でも、苦戦を強いられる条件下で見本市の地位向上や事業計画のための前向きな挑戦が見られたことを報告しました。さらに、アルゼンチンでは、WTOなど大規模な国際会議の運営において確固たる実績を残し、2018年3月にアルゼンチンで開催されるG20会合のイベント・パートナーとして受託が決まりました。
また、見本市という形態にとらわれず、デジタル化や市場ニーズに呼応したイベント・スタイルを提案することにおいても、挑戦を続けています。11月に初開催され、カンファレンスと国際見本市の融合型イベント「Hypermotion(フランクフルト)」は、移動・輸送・物流におけるスマートソリューションを提案する知識やアイデアの共有の場として好評を博しました。また、3Dプリンティング等の積層・造形加工技術の商談の場として「Formnext(フランクフルト)」が国際的な地位を確立、そして「RosMould(国際金型展・モスクワ)」は「Asiamold」ブランドの見本市に加わりました。メッセフランクフルトは、日々変化する市場ニーズとともに進化するビジネスプラットフォームを提供する企業として国際的な信頼をさらに向上させています。
メッセフランクフルトは年間230本以上のゲストイベントにフランクフルト国際見本市会場を提供し、好調な施設稼働率を維持していること、近年は特にカンファレンスでの会場利用数も飛躍的に伸びてきていることについて、取締役のウベ・ベーム(Uwe Behm)は、「デジタル化」と「会場需要」には強い結びつきがあると説明します。単純に、会場施設・機能のデジタル化が会場の利便性を上げ、稼働率の向上に繋がるだけでなく、オンライン上でのコミュニケーションが主流の今、オフラインでの出会いや交流の重要性が再認識されている傾向があり、見本市やカンファレンスの価値を今一度高めていると話しました。
メッセフランクフルトは2018年もさらなる飛躍を目指し、グローバル・プレイヤーでありながら、世界各地の「ローカル」なニーズに寄り添う見本市を今後も展開していくことを、ウォルフガング・マルツィンは強調しています。
本記者発表は、動画でも確認いただけます。
http://m-es.se/Za1g (Youtube 英語)
メッセフランクフルトについて
メッセフランクフルトは、自社で国際見本市会場を保有し、年間売上高約6億6,100万ユーロ*を誇る、世界でも有数の見本市主催会社です。世界中に30の拠点を持ち、全体で2,500人*を超える従業員が働くメッセフランクフルトは、グループのネットワークを活かして各国間で連携を取りながら、各地で産業を牽引する見本市を開催しています。見本市運営だけでなく、デジタル事業にも注力しているほか、会場の貸出から、施工、マーケティング、スタッフサービスやケータリングまで、多角的に顧客企業のビジネスをサポートしています。メッセフランクフルトは、ドイツ・フランクフルトに本社を置き、同社株の60%をフランクフルト市、40%をヘッセン州が保有しています。詳細情報は下記の各会場公式ウェブサイトをご覧ください。*2017年暫定数値
【メッセフランクフルト見本市情報】www.messefrankfurt.com
【カンファレンス会場「コングレスセンター」情報】www.congressfrankfurt.de
【100年の歴史を誇るイベント会場「フェスタホール(Festhalle)」情報】www.festhalle.de
ダウンロード
- メッセフランクフルト グループ、過去最高の予想売上高6 億6,100 万ユーロを記録 (pdf, 158 KB)